piccole auto BLOG

国内外のコンパクトカーの記事をまとめたBLOG、年内にMOB CHANNELに記事を移行し閉鎖の予定です。

初めてEV体感!日産リーフ!

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日産リーフ モニターキャンペーン

 先日記事にちょこっと書いた日産リーフのモニターキャンペーンを2016年1月16日、17日の週末で借りてみました。

 

 

電気自動車初体験

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 今回お借りしたモデルは24kWh(航続距離230km)のモデル。このカタログ値の230kmという数字と実際の数字がどれくらい違ってくるのだろう。この疑問を解決するために借りることにしたのです。

 そしてこの数字を元に計画したのが「栃木から千葉外房への一泊の旅」でした。しかし、お借りした際に店舗で聞いたお話により「茨城大洗への日帰り旅」に急遽変更。その理由は…。

 

EDASH 01 NISSAN LEAF

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あれれ?120kmだけ?


 営業さんからさらっといわれた数字。今回前もって充電してあるのは80%充電(急速充電だと80%が限界なのだとか)だけで、それだと120km程度しか走行できないと。電池切れを気にした場合、最高でも30kmを残した90kmくらいで給電しながら旅行するということになる。宇都宮から千葉まで約200km、しかも今回給電を無料で済ますケチな旅としたことで下道限定(日産での給電のみ)!2回給電(1回30分)とすると片道総時間5時間(4時間+30分+30分)!ツラい。

 大洗なら90km未満で、往復で1回の給電で済む…予定。しかし日帰りということで結局4時間以上の旅になることは変わらず…。ということで旅はスタートしたのです。

 

 

行きはエコ走行

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 これが借りた時の状態。右側の119kmというのがスタート時の航続可能距離(※1)。行きに関してはどこまで距離を伸ばせるか、目標はこの119kmをどこまで超えられるか。「通常モード」「ECOモード」があるということでもちろん燃費優先の「ECOモード」で走行スタート!

 

※1 この航続可能距離というのは乗る人の運転の仕方によって変わります。

 

JC 1/43 ニッサン リーフ NISMO RC テストカー ブラック

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那珂湊で食事&お買い物

piccole-auto.hatenablog.com

 食事&お買い物に関してはこちらの記事で!

 

 

給電前の結果はコチラ

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 宇都宮からスタートした旅は「めんたいパーク」「那珂湊魚市場」に寄って折り返し給電地「日産プリンス茨城水戸千波本店」にて給電。そこまでの結果はこのとおり。119kmの航続可能距離に対し114.7km走行、21kmを残しているので合計135.7km。約16.7km上回ることができました。

 燃費のために正直かなりストレスのかかる運転をしていました。メーターにある並んだ丸は回転数に近いもので、画像に表示されている位置が停止している状態。そこから右に行くほど電気を消費し、左に行くと回生といった具合。今回の走行はこのメーターでいう丸がふたつのところ以上は踏みませんでした。

 ECOモードということで出だしもやんわり(アクセルペダルもかなり重い)な感じだったのでスピードが乗るまでストレス。なるべく周りに迷惑のかからないように気をつけて運転もしていたので余計ストレス…。これ乗ってて面白いんかな…って思いながら乗ってました。

 でもね、それはすべてECOモードだったからなんだって知りました。

 

さて帰ろう

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 こんな感じでガッツリと急速充電の方のプラグを差し込んで充電。30分程度で80%まで充電できるのですが、店舗ではなんとなく待ちづらい雰囲気だったので早めに出発することに。これが功を奏し、後に望んでいた状態になりました。

 

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 スタート時、98kmの航続可能定距離。栃木までの走行距離は約90kmなので余裕!でも今回はECOモードから通常モード、しかもエアコンも使っちゃうぜ!ということで航続予定距離は95kmになっています。ギリギリですね。

 

 

リーフは重りを外したピッコロさんだった

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 通常モードは初体験、あえて最初からECOモードでスタートしていたので楽しみにしていたのですが…。あのね、通常モードこそが「日産リーフ」の本当の姿だったんですよ。修行のために重りをつけていたピッコロさんがそれを外した状態、まさにそんな感じ。すんごいわかりづらいですか?まあECOモードってのは航続距離を伸ばすため、カタログ値に近づかせるための強引な手段だったのだと知ったのです。

 

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  最初にアクセルを踏み込んだときの衝撃。これか!この加速感があのCMなのか!やっちゃえ日産なのかっ!!!私は小型車しか乗ってこなかったので大型排気量の加速感というのはわかりませんが、R56のクーパーSに乗った時のあの爽快感に似たものを感じました。

 クルマがすんなりと前へ進む感じ。ギアがないからそれこそアクセルを踏んだ分だけスムーズに速度が上がっていく。これなら走っていて楽しいかもしれないな、素直に思いました。もっと乗っていたいなって。

 

 

待っていました!

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 そんな通常モード&エアコンというストレスフリーの状態で自宅に向かっていたところ、待ちに待った状態に。自宅まで約20kmの状態で航続可能距離が計算できない状態。リーフが何度も給電を薦めてきます。でも私は無視、ここからが勝負!この状態からどこまで走れるのか…途中で止まったらどうするって?JAFを呼びますよ、それでいいんです!試すことに意味がある!それこそ本当の試乗でしょうがぁぁぁ!

 結果としては5%の電力を残した状態で家の近くの日産までたどり着けました。この状態からフルパワーで20km程度は走ることができるんだなと。でも皆さん、これは本当に最後の状態なのでメーカー的には航続可能距離30km程度で給電しましょう!ということです。この辺りからリーフが給電しろ!としつこくいい出します。これには素直に従いましょうね。

 

 

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 エコだzero emissionだなんなんだ、面白くないんだよ!って正直バカにしていました。でもね、面白いですよ「日産リーフ」は。でも今はまだ航続距離を考えると遠出するにはストレスがかかりすぎる。これが解決できて通常モードでストレスフリーで乗れるようになったら魅力的な選択肢であることは間違いない。

 

 

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Nissan Sway displays the future of the compact hatch [w/videos]

 個人的にはもし日産ノートクラスでこの楽しい体験ができたら最高なのにな…レンジエクステンダーなんか付いたら安心して乗れるのになって思います。…あのね、出るんですって!レンジエクステンダー付きEVノートが!

 今回の試乗でストレスを感じさせたことのほとんどがレンジエクステンダーが付くことで解決されるんじゃないかと思っています。まあ値段の問題あるので単純にすべてのEVにつけられるというかといえばまた別なんですけど。今後10年のEVはその値段を別としてこれが主流になっていくんではないでしょうか。

 

BMW i3のすべて (モーターファン別冊 ニューモデル速報/インポート 39)