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「SUBARU GLOBAL PLATFORM」発表

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次世代プラットフォーム 「 SUBARU GLOBAL PLATFORM 」を 初公開~ スバル 史上最高レベルの総合性能進化を実現 ~

スバルは2016年3月7日に次世代プラットフォームとなる「SUBARU GLOBAL PLATFORM」を発表しました。

 

歴代スバルWRXのすべて (モーターファン別冊)

歴代スバルWRXのすべて (モーターファン別冊)

 

 

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このご時世とにかくコストダウンが叫ばれ、どうにかこうにかできないものかと各社工夫しているわけですが。最近だとトヨタが「TNGA」というプラットフォームを新型プリウスに採用したりして話題に。今後はプリウスだけでなくTNGAをベースとしてたくさんの車種を出していきます。

 

プラットフォームを共通にすることでコストダウンの他にあるメリットとしてはクルマを作る際にかかる時間の短縮があります。それは設計でもそうだし、工場での組み立てでもそう。設計では骨格がしっかりしていることである程度解析の部分で予測がつくから各車種個別パーツの製作に集中できる。工場ではどうやら治具を組み替えなくとも今回の共通プラットフォーム車種なら同じラインで組み立てできちゃうらしい(今までは難しかった)。これは工場としてはとても嬉しいことで、車種の売れ行きに合わせて柔軟に生産台数を調整できちゃう。ユーザーとしても欲しい時に欲しいクルマが手に入るチャンスが増えると思います。

 

ボディに関しては新しいデザインを取り入れやすいのですが、シャシーに関してはどうしても旧世代をベースにすることが多く大きな性能の前進を実現すること に苦労してきたんです。しかしここ数年で一番は燃費のために骨格レベルから大きく設計しなおす機会を得られやすくなり、各社そろって大きな変更を加えました。しかしそれを車種ごとにやってしまうと設計コストがかさむ。しっかりとした共通プラットフォームを作ってしまえばそのコストも「1/車種」になることによって他にお金をかけることができる=更に品質が上がると考えてもいいのかも。

 

歌(初回限定盤)(DVD付)

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スバル史上最高レベルの総合性能進化

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ということで今回発表された「SUBARU GLOBAL PLATFORM」ではどんなことが実現されるかというとこんな感じ。

 

高性能を超えた、感性に響く「動的質感」

性能やスペックの先にある、スムーズさや気持ち良さといった「感性の領域」において、新しい質の高い走りを実現。具体的には、

  1. まっすぐ走れる
  2. 不快な振動騒音がない
  3. 快適な乗り心地を

高次元で実現し、スバルらしい動的質感を徹底的に磨き上げています。

 

①まっすぐ走れる
車体・シャシー各部剛性の大幅な向上(現行比1.7~2倍)やサスペンションなど足回り機構の化、さらなる低重心化により、ドライバーの意志に忠実な高い操舵応答性を実現。操舵時の無駄な挙動がなく、路面に吸い付くようにまっすぐ走れることで、高い直進安定性が求められる将来の自動運転走行も見据えた走行性能を実現します。

 

②不快な振動騒音がない
フレーム構造の最適化や各部パーツの結合強化などにより、車体ねじり剛性を現行比1.7倍に向上。さらに、車体の共振や歪を分散し、ステアリングやフロア、シートの振動を大幅に低減することで、車格を超えた快適性を実現します。

 

③快適な乗り心地
サスペンション取付け部の剛性を向上することで、車体側をたわませることなくサスペンションの緩衝性能を十分に機能させることで、路面の凸凹を感じさせない快適な乗り心地を実現。さらに、リヤスタビライザーを車体へ直接取り付けることで、車体の揺れを現行比で50%低減します。

全世界で評価されているドライバビリティの素晴らしい部分、「スバルらしい品質」が共有される。この高いレベルでのベースに各車種ごとに特徴付けていくことに。剛性強化はもちろん安全性能向上にも直結しますよね。

 

 

あらゆる車種、パワーユニットに対応

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このプラットフォームはガソリン車だけでなくハイブリッド、プラグインハイブリッド、電気自動車とあらゆるパワーユニットに対応できるようになっているんだそう。通常はパワーユニットごとにあーしてこーしての対応(これが意外と面倒)が必要だったものがなくなると考えるとコストだけでなく燃費(パーツ削減での軽量で)や剛性でもメリットがありそう。

 

車格の違うスバル全車種に柔軟に対応とのことなので別に全長全幅ホイールベースが一緒になるというわけではなく、その辺りがわりと簡単に変更できるようになっているんだろう。どんな感じなのか早く見てみたい。

 

谷村新司 ベスト SBB-305

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