「SKYACTIV-R」はまだ!「MAZDA RX-VISION」
『RX-VISION』は、デザインテーマ「魂動-Soul of Motion」に基づいた次世代RE「SKYACTIV-R」を搭載した、マツダがいつか実現したい夢を表現したFRスポーツモデル。
『RX-VISION』は、デザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」にもとづき、マツダが考える最も美しいFR*2スポーツカーの造形に挑戦するとともに、次世代REの「SKYACTIV-R(スカイアクティブ・アール)」を搭載した、マツダがいつか実現したい夢を表現したモデルです。
ロータリーエンジン(RE)は、三角形のローターが回転することによって動力を生む、独特の構造をもつエンジンです。多くの技術的課題を乗り 越えてマツダは、1967年に「コスモスポーツ」を通じてREの実用化に成功。その後も、REを量産する唯一のメーカーとして、出力、燃費、耐久性などの 性能向上に取り組み、1991年のル・マン24時間耐久レースでRE車を駆って総合優勝。数々の実績をあげたREは、マツダのたゆまぬ挑戦と創造を象徴す る存在となっています。
現在は生産を行っていませんが、マツダはREの研究・開発を継続しています。「SKYACTIV-R」という名称には、SKYACTIV技術の開発時と同様に、「常識を打破する志と最新技術をもって課題解決に取り組む」という意味が込められています。
マツダの代表取締役社長兼CEOである小飼 雅道は、次のように述べています。「本日このマツダスタンドで、私たちが描いた夢について、皆さまとお話しできることを楽しみにしております。今後もマツ ダは、お客様と深い絆で結ばれたオンリーワンのブランドを目指して挑戦を続けてまいります。」*1 一般公開日は2015年10月30日から11月8日まで
*2 後輪駆動方式(フロントエンジン・リアドライブ方式)
引用元【MAZDA】コンセプトモデル「Mazda RX-VISION」を世界初公開
発表されたモデルから伺えるものはほとんどないのかも。ザ・コンセプトカーですね。あくまでも目指す道を記したという。
造形的に見るとRX-7(FD)のリア周りを匂わせるデザインと「魂動(こどう)-Soul of Motion」を組み合わせてる。別件になるけどリトラ(パカパカひらくヘッドライト)じゃなくなるのはやっぱり寂しいね。安全基準や空気抵抗に関わる部分なので仕方のないことなのかもしれないけど。
ニュースリリースと今回のモデルを見るかぎり「SKYACTIV-R」と「MAZDA RX-VISION」の実現はかなり先なんだろうなと。ロータリーエンジンを今の世の中に合う「低燃費」「環境に優しい」等に合わせていくのはまだまだ大変だろう。でも「SKYACTIV-D」を完成させたマツダならやってくれる!と思えるのも事実。2020年あたりには市販化に向けた形が仕上がっていそう。
その頃には今よりもEVやHV、FCVなども多くなっている可能性がある。そんな中でどう販売していくのかなというのも考えてしまう、増えているからこその選択肢というのもありえるけど。環境のことを考えるとただのロータリーじゃない形(水素ロータリーエンジン)で出してくる可能性の方が高いのかも。
Motor Fan Illustrated: パワートレーン Next Move, Vol.88 (モーターファン別冊)
- 出版社/メーカー: 三栄書房
- 発売日: 2014/01/16
- メディア: ムック
- この商品を含むブログを見る